#8 いよいよ出発!…え、出国日が夫婦で別々??(笑)

やっといろいろな準備が整って、いよいよ出発!

きっと、「これ持った?」「あ、それいらないでしょ~!」なんて笑いながらパッキングして、一緒に家を出て、空港に向かって、一緒に搭乗口まで歩いて…そんなシーンを私たち夫婦も当たり前のように想像していました。ワクワクとちょっぴりの寂しさを感じるんだろうな、なんて。

でも実際は、想像していたのとは少し違う形になりました。

出発1ヶ月前のこと(正確にはこの時点ではNZへの出発日は決まっていなかったけど)

「友達と韓国に行ってくる!」
「え?いつニュージー行くの? 私、早く行きたいんだけど」
「韓国から帰ってきてからじゃだめ?」
「それ、いつになるの?」
「まだ旅行の日程決まってないから分かんない」

……という会話があり、ちょっと不穏な空気に(笑)。

一人航空券を予約する妻

「じゃあ私、先にニュージー行くね」

と言って、私は先に航空券を予約しました。
なるべく安くてフライト時間が短い便を探した結果、夜の便で中国経由がちょうど良い感じ。夫が韓国に行く予定の日程と重なっていたけど、そんなことは関係ない(笑)。迷わず購入しました。

妻のフライトに合わせて韓国発の同じ便を予約した夫

「じゃあ俺も韓国から直接、中国発の同じ便で行くよ」

僕は、妻のフライトに合わせて、韓国発の同じ日・同じ中国経由便を予約しました。

出発地は、僕は韓国、妻は日本で別々だけど、中国で合流して同じ便に乗って一緒にニュージーランド入りできる!ちょっと特別な旅の始まりになりました。

夫の出発日

妻と家の片付けと掃除をしていると、突然、友達夫婦が遊びに来てくれて、4人でお茶を飲みながらのんびり過ごしました。

友達夫婦が帰った後、フットサル仲間にフットサルに誘われていたので「ちょっと顔だけ出してくる!」と出かけたものの……行ったら行ったで盛り上がってしまい、気づけば一緒に韓国旅行に行く友達との集合時間が迫っている。

妻からは電話が何件か入っていて、ついには初めてレベルのブチギレLINEが(汗)。

慌てて帰宅して、謝りながら猛スピードで残りの片付けをして、妻に集合場所まで車で送ってもらいました。

道中の空気は、まあ、少しピリッとしていました(すべて僕のせいです…)。
でも、車の窓から見える地元の景色に、「しばらくこの景色ともお別れか」と、ふたりでしみじみ。
愛犬くんとも離れることを思うと、なんとも言えない気持ちになりました。本人(犬)はきっと何も分かってない顔して、いつもどおりしっぽを振ってたけど、それがまた泣ける。

友達と合流し、両親と妻、愛犬くんに見送られて(韓国へ)出発。
そわそわしながらも、「いよいよ始まるんだ」という気持ちで、韓国へ向かいました。

妻の出発日

夫が(くどいけど韓国へ)旅立って数日後、今度は私の出発日。両親が空港まで車で送ってくれることになっていました。
朝起きると――なんと3月中旬なのに20センチ近くの雪が。

愛犬くんと雪の中をお散歩しながら、「このお散歩もしばらくできないのか…」と胸がぎゅっとしました。
雪の中で大はしゃぎする姿がかわいくて、嬉しいのにちょっと切ない。

健気に雪のなかお散歩する愛犬くんを見ていろんな感情があふれながらお散歩しました

そのあと、ワーホリ中に愛犬くんを預かってくれる夫のご両親のもとへ。
私たちの匂いがついた服やタオル、大好きなおもちゃを一緒に持っていきました。
寂しさはもちろんあったけど、普段から私たちの仕事中や旅行中などいつも預かってくれている義父母なので、安心してお願いできました。

家に戻って、実家の愛犬くんにもハグをして、「元気にしてるんだよ」と声をかけてから父の車で出発。
でも、雪の影響で途中からまさかの高速道路が封鎖になって下道に下ろされることに!
「これ、チェックイン間に合う…?」と焦りつつ、長距離を父がノンストップで運転してくれ、なんとか時間に余裕をもって到着。

空港では、出発前に絶対に食べたかった吉野家の牛丼を家族3人で食べて、「行ってきます!」と笑顔で日本をあとにしました。

おわりに

夫は韓国から、妻は日本から。それぞれ違う空港から飛び立ったけれど、目指す先は同じニュージーランド。

だれに話しても、「え、別々に出発するの!?」と必ず驚かれました(笑)常に期待を裏切り続ける私たち。(もはや期待どおりなのかもしれない)

次回は、中国での合流からニュージーランド初日のお話を書きたいと思います!

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